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知識を深める本の読み方

 


興味の幅を広げる読み方では、同じ分野の本を複数読むことで、自分が面白いと思った分野について、どんどん関心を広げていく読み方をご紹介しました。


同じ分野の本を複数読むことで、興味の幅を広げるだけでなく、知識を深めることもできるのではないかと思っています。ここでは、そのことについて書いてみたいと思います。


同じ分野の本を何冊か読むと、似たような内容であったり、同じ言葉が何回も出てくることがあります。


このような何回も出てくるような言葉の意味がわからないときは、是非調べてみるとよいと思います。辞書を調べてみてもいいですし、ネットで簡単に調べることも可能です。是非、言葉の意味を理解してみましょう。


わからなかったことがわかるときに、ものすごく楽しくなる感覚が出てくると思います。言葉の意味を理解して、話の筋や背景的なもの全体が理解できると、ものすごくスッキリした晴れやかな気分になります。まさに、トリビアの泉的な、「へぇ〜!!」という感覚です。


それぞれの言葉の意味を調べることによって、今まで知らなかった言葉だけでなく、言葉を通して知識として取り込むことができます。


また、わからなかった言葉の意味を明らかにして本を読み続けると、新しいものが見えてくることがあります。同じ本だけでなく、同分野の別の本を読んで、さらに新たな知識に出会うこともあります。


このような例として、たとえば、時代小説などを読んでいると、「暮れ六つ」とか、「未の刻」といった時刻を表す表現が何回も出てきます。また、「二分銀」といったお金であったり、「木戸」や「自身番」といった町の構造に関する表現も頻繁に登場します。


これらの言葉の意味はここでは省略しますが、私の場合は、わからない言葉の意味を調べることで、江戸時代の暮らしや当時の社会が理解でき、まさに目に見えるような感覚を覚えました。江戸時代の暮らしはほとんど知りませんでしたが、新しい世界が広がるようで、とても楽しい気持ちになったことを覚えています。


また、いろいろな時代小説を読んだ後で、鬼平犯科帳に出会ったことで、主人公の長谷川平蔵は実在の人物で、火付盗賊改方というのも本当にあった役職だと言う事を知ることができましたし、当時の警察組織として、与力や同心、岡っ引といったものがどういった役割を果たしていたかもわかりました。


このようにして、1つの分野に対して、少しずつ知識の肉付けをしていくことが可能になると思います。







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